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過払金を本人の口座に振込む行為に不法行為成立を認めた裁判例

2012年2月23日 木曜日

 債務整理,過払い請求を弁護士に委任し,貸金業者から過払金が返還される場合は,弁護士の預かり口口座に振込まれることになります。その後,弁護士報酬や経費等を控除し,残金を弁護士から依頼者に返還します。

 ところが,一部の貸金業者が過払金を弁護士の預かり口口座に振込まず,依頼者本人の自宅に普通為替を郵送で送ってきたりすることがあります。

 熊本地裁人吉支部平成22年4月27日判決は,貸金業者が過払金を依頼者本人の預金口座に振込んだことが義務の履行として信義則に反し不法行為が成立すると判断しました。そのように判断した理由として,以下の事情を挙げています。

 ①弁護士が債務整理において重要な役割を果たしていること

 ②過払金は弁護士の預貯金口座に振込まれる必要性が高いこと

 ③貸金業者も債務整理の一環であることを認識し,弁護士の指定する預貯金口座への入金は容易であること

 ④弁護士の指定する口座への入金が弁済であることについて疑う余地はないこと

 ⑤弁護士から貸金業者に対して,本件以外にも度々,弁護士指定の口座へ入金するように申入れをしていたこと

 ⑥貸金業者が依頼者本人の預貯金口座に入金したのには,一定の思惑の下に意図的に選択した結果であること

 ⑦依頼者本人の預貯金口座に入金されたことで,依頼者と弁護士との間でやり取りをしなければならないことを貸金業者は認識しており,余計な労力と時間が費やされたこと


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