大阪駅、梅田駅周辺で弁護士をお探しの皆様へ

過払金が発生している場合の利息制限法1条1項の元本

2013年12月19日 木曜日

貸金業者との取引は,通常,基本契約を締結し,基本契約に基づいて借入れと返済を繰り返します。このような取引について,利息制限法1条1項の元本は,従前の借入金残元本と新たな借入金との合計額になります(最高裁平成22年4月20日判決)。

では,すでに過払金が発生している時点で新たな借入れをした場合の利息制限法1条1項の元本は,①新たな借入金そのものか,それとも②新たな借入金に過払金を充当した後の額なのかという問題があります。

最高裁平成25年7月18日判決は,②に立つことを明らかにしました。

 

前記の最高裁は,結論に至る理由を述べていません。基本契約に基づき借入れと返済が繰り返される取引において,過払金が発生する場合,当事者間に充当に関する特約が存在するなど特段の事情がない限り,過払金は弁済当時存在する他の借入金債務に充当されます。

そして,基本契約に基づく債務の弁済が当該借入金全体に対して行われる場合,弁済により生じた過払金は,その後に発生する新たな借入金債務に充当する旨の合意が存在します。

 

これらの最高裁の過払金充当合意の考え方からすると,過払金が発生している時点で新たな借入を行った場合の利息制限法1条1項の元本は,新たな借入金に過払金を充当した後の額になるというのは,自然な解釈だと思います。

 


大阪弁護士事務所トップへ

土日や夜間・早朝も対応可(事前予約制)

阪急梅田駅約2分、梅田ロフト南隣、ジオグランデ梅田25階(NU+上部)

ご予約は06-7711-1657