大阪駅、梅田駅周辺で弁護士をお探しの皆様へ

最高裁平成24年12月14日判決

2012年12月17日 月曜日

 根保証契約の主債務の範囲に含まれる債務に係る債権を根保証契約で定めた元本確定日前に譲り受けた譲受人が,元本確定前に,保証人に対して,保証債務の履行請求ができるかどうかについて,最高裁が判断しました。

 根保証契約を締結した当事者は,通常,主たる債務の範囲に含まれる個別の債務が発生すれば保証人が都度,それを保証し,当該債務の弁済期が到来すれば,当該根保証契約に定める元本確定期日の前でも,保証人に対して,保証債務の履行を請求することができるものとして契約を締結し,被保証債権が譲渡された場合は,保証債務も随伴して移転することを前提としている。

 被保証債権を譲り受けた者は,債権譲渡が,根保証契約で定める元本確定期日前にされた場合であっても,当該保証契約の当事者間において被保証債権の譲受人の請求を妨げるような別段の合意がない限り,保証人に対して,保証債務の履行を求めることができる。

 以上のように,最高裁は,元本確定日前に譲り受けた譲受人が,元本確定前に,保証人に対して,保証債務の履行請求ができるとG判断しました。

 この判決には,根保証の随伴性について補足意見があります。

 補足意見によると,根保証契約には,契約自由の原則上,別段の合意によって保証債権に随伴性を生じさせないようにすることも自由であり,主債務の範囲に含まれる債務のうち,元本確定期日の時点で主債務者が当初の債権者に対して負う債務のみについて保証人が責任を負う旨の定めがあれば,譲受人の請求を妨げるような別段の合意となると解されるとしています。


大阪弁護士事務所トップへ

土日や夜間・早朝も対応可(事前予約制)

阪急梅田駅約2分、梅田ロフト南隣、ジオグランデ梅田25階(NU+上部)

ご予約は06-7711-1657