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クラヴィス・プロミス間の過払金債務の承継

2012年7月3日 火曜日

 過払金返還請求訴訟において,争点となり得るのは,過払金債務の承継の問題です。クラヴィス・プロミス間の過払金債務の承継について,平成24年6月29日に最高裁判決が出されましたので,以下で紹介します。

 平成24年6月29日判決は,クラヴィスからプロミスに債権譲渡がされた事案です。

 ①貸金業者が貸金債権を一括して他の貸金業者に譲渡する場合,譲渡の対象となる資産は当事者間の合意によって決まり,借主と譲渡業者間の金銭消費貸借取引に係る契約上の地位が当然に譲受業者に移転しない。

 ②クラヴィス・プロミス間の債権譲渡契約書には,契約上の地位の移転や過払金等返還債務を当然承継するという条項はない。

 ③債務譲渡契約には,債務引受契約があるが,顧客を第三者とする第三者のための契約であり,プロミスが債務を引受けないとした変更契約の締結時までに,顧客が受益の意思表示をしていない。

 以上を理由に,プロミスがクラヴィスの過払金返還等債務を承継したとはいえないと判示しました。

 なお,クラヴィス・プロミス間の過払金債務の承継については,最高裁平成23年9月30日判決があります。この判決は,債権譲渡ではなく,顧客がプロミスとの間で基本契約を締結している等事案が異なっています。


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